マンホール蓋の耐スリップ性についての規格。

下水道マンホールの耐スリップ性については、日本下水道協会規格参考資料によると一般部でマンホールのくぼみの深さが3mm(新品で約6mm、5mmの時点の摩擦係数0.44μ)になった時点で、摩擦係数が0.4μを下回り、グリップ性能が悪くなるので、調査して交換することが望ましいとし、危険箇所(カーブ、交差点付近、6%以上の勾配道路)には耐スリップ用のマンホール蓋(3mmの時点で0.45μ以上の摩擦係数を持つもの)を設置する事が望ましいと通達を出しているにもかかわらず、殆んどの自治体が予算がないという理由で対応できていません。

また、歩道用のマンホールに関しては「アスファルト舗装要綱」に基づき、PSRTで測定された係数値がBPN40以上が望ましいとされています。
これも、滑り止め加工をしていない蓋の模様(くぼみの部分)に引っ掛からないように測定すると満足する測定値は出ないでしょう。

※測定値は湿潤状態において。

※参照 下水道用マンホールふたの維持管理マニュアル(案) 平成12年12月 (社)日本下水道協会
 
    下水道用鋳鉄製マンホールふたJSWAS G-4-2005 平成17年7月1日改正 (社)日本下水道協会

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