悪質な車上荒らし、少年5人を強盗殺人未遂で逮捕

今年9月、大阪府泉大津市内で発生した車上荒らし事件について、大阪府警は25日、堺市内に在住する18歳の少年5人を強盗殺人未遂容疑で逮捕した。被害者はクルマの底部に挟み込まれたまま、約130mひきずられ、全治14か月の重傷を負っている。

大阪府警・泉大津署によると、問題の事件は9月13日の午前3時15分ごろ発生した。泉大津市松之浜町2丁目(E135.24.50.2 N34.30.24.5)付近の駐車場で、車上荒らしを行っている若い男たちをクルマを所有する30歳の男性が発見した。

男たちは軽ワゴン車で逃走。男性はこれを阻止しようとクルマにしがみついたが転倒。底部に挟み込まれたまま約130mに渡ってひきずられ、全治14か月の重傷を負った。現在も直立することができない状態だという。

駐車場ではクルマ3台のガラスが割られ、カーナビゲーションなどが盗まれており、警察では強盗殺人未遂事件として捜査を開始。男性が引きちぎったワイパーや、近くに設置されていた防犯カメラの映像から車種を特定した。

車当たり捜査を行っていたところ、10月中旬に衝突痕のあるクルマを発見。このクルマから被害男性の指紋が見つかったことから、所有者の男性を任意聴取。その結果、男性の実子が事件当日にクルマを使っていたことが判明。友人を含め、5人を逮捕した。

調べに対しては「殺すつもりはなかったので、殺人未遂ではない」などと供述しているようだ。数人は事件への関与自体を否定している。

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